最近「古書店」がマイ・ブームになっていまして、出先でも古本屋を見かけるとわずかの時間でも覗き込んでしまうのが習慣になりつつあります。今回の旅行中たまたま昼休みの散歩中に見つけて入った寝屋川市駅近くの古本屋さんで「天上の虹」(里中満智子)1〜15巻セットに遭遇してしまいました。
お値段はなんと破格の900えん!もちろん1冊の値段じゃなくて15冊セットでこの値段、1冊あたりたったの60円です。その店では全巻セットの場合は値札に「全巻揃」の表示がされていたのですが、それがなかったのできっと第16巻以降も刊行されているのだろう、とは思いました。(現在第19巻が最新号、ということはその時点では知りませんでした)
それでも取りあえず15冊がこの値段なら、と思わずその場で買ってしまい衝動に駆られましたが、さすがにこれを抱えて用務先に戻る勇気はありませんでした。取り置きを頼む勇気も出せなかったので、帰りまで売れていなければ買って帰るという事にしました。おかげさまで(?)無事夕刻までそのまま残っておりまして、この15冊のコミックははるばる600kmの旅をして、現在私の自宅に置かれています。
自慢でも何でもないのですが、私は今まで自分でコミックの単行本を所有した事がなかった様です。子ども時代も成人してからもコミック雑誌はたまに買う事が有りました。またコミックを原作にしたアニメ作品も何作か映画館で見た記憶があります。学校で友人がこっそりもってきたのを借りて自宅に持ち帰って読んだ事や、いわゆる「まんが喫茶」でバス待ちの時間にコミックを読んだ事はありました。しかし何故かコミックの単行本は買った事も人から譲り受けたことも記憶の中に有りません。
「天上の虹」については古代史系のWEBサイトで良く話題になっていますから、前々から関心は有りました。しかし古本屋で見かけても大抵数冊バラで置かれているだけで、全巻揃えるのは大変そうに思われ手を出しかねていました。
そう言うわけでたまたま出会った15冊セット、それもどういう訳か「飛鳥・藤原京」を見に行った翌日という偶然。これも何かの縁だったのでしょうか?
15冊セットでまとめて買ってはみた物の、元々コミックを読み慣れていない上、登場人物に関する予備知識が十分で無いせいもあって意外と読み進めません。年度末の忙しさも有っるし、他の本も読みながらなので25日現在でようやく4巻までです。それでもこのペースなら5月中には読み終えそうです。その後16巻以降を書店に注文してでも別に購入するかどうか、ちょっと迷っています。
この作品に詳しい人の中には、「書き下ろしになったあたりから後の方はマンネリで面白くない」という意見を言う人もありました。むしろ「長屋王残照記」の方を奨める人もいます。そう言うわけで、この先のことは15冊読み終えてから考える事にします。先日、都内の「ブックオフ」に行った際にコミックのコーナーを見たのですが、やはり10巻あたりまでのものが数冊バラであっただけで、私がもっていない16巻以降は1冊も有りませんでした。
2003年4月8日、地元の古書店で第16巻を100円でゲットしました。
税込900円で販売されていた「天上の虹」1巻〜15巻のセット
更新: 2003.04.09
全然関係ないのですが、、、
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